すがまるの小屋

｢叶　～私の願い～｣

｢叶　～私の願い～｣


何でもないところで　ふと思い出したりして

涙が出てくるんだ

気付くと　あなたのことを考えている

たぶん　前よりもずっと

思い出すのは　忘れてるからだけど

あなたのことは　思い出すんじゃなくて
ずっと　私の頭の中にある

薄れてはいかない

むしろ　前よりも鮮明に　あなたのことを思い描ける

あなたの声　あなたの手　あなたの髪

私の中に　刻み付けられている

眠ってるあなたの髪を　触ってるのが好きだった

隣にいるあなたの左手に　触れているのが好きだった

電話の向こうの　あなたの声が　好きだった

何もかも　なくなってしまうなんて　どうしても思えない

また会えるよね？

また　話せるよね？

消えてしまうわけないよね？


私が　どんなに好きか　知ってるよね？


何もかもを削除した携帯が　また鳴るのを待ってる

あきらめても　あきらめても

どこかで待ってる

私には　どうしても　あなたが必要なんだ

たとえ　幻を追うしかないのだとしても
たとえ　夢でしか会えないのだとしても

私には　あなたが必要なんだよ

追いかけても　追いかけても

もう　届かないの？

あんなに　近くに　いたのにね


どんなに愚かと笑われてもね

私はあなたを追い続けるよ

いつでも　あなたを待ってるよ


幸せになんか興味はない

ただあなたが好きなだけなんだ

あなただけが　私の願い。